| いろいろなキューバが見えてくる | ||
| Vol.3 「カトー教授のキューバ美術講座」
その3 カトー教授
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いや、恐ろしや。もう2001年も1か月が過ぎましたね。関東・東海地方では久しぶりの大雪で一挙に雪ダルマ人口が増えたけど、本当は雪女に会いたかった。でもキューバじゃあいかわらずTシャツ1枚の生活だし、冷えたビールはうまいし、常夏だねえ。ところで、キューバにも昨年からようやく日本食レストランが出来たというの知ってました? 正確にいうとホテル内のレストランに和食コーナーが登場したという話しでコックはキューバ人。ロブスターの刺し身が一番人気だそうです。キューバ産ロブスターは食べごたえはあるしこれでまたキューバに行く楽しみが増えました。
さてと、前回は第四回HB(ハバナビエンナーレ)の解説途中で終わってしまいましたね。今回はその続きからということですが、その前に復習コーナー。質問は、コロンブスの第一回航海出発はいつ?というものです。簡単すぎたかな。はい、そーです、1492年です。ちなみにキューバ島と遭遇したのは10月27日、上陸は翌28日だそうです。 第四回HB(1991年)は翌年のコロンブスの新大陸到達後五百年という節目をかなり意識した企画になりました。大テーマは「世界のイメージ」で、キューバ人作家に依るこのテーマを反映した写真作品が『アートの挑戦』 セクションに集められました。他にも『カナダのアメリンディアン(先住民)美術』セクション、『ボゴランの絵画』(マリ共和国=アフリカ)セクションや『オーストラリアのアボリジニ(先住民)美術』セクションなど、植民地主義、ネオ植民地主義の犠牲となってきた世界の先住民社会と美術に焦点を当て、私たちの持つ世界像の歪みの実態を明らかにする作品を陳列していました。参加美術作家は200人で出身国は45か国にまたがっていました。
もう一点挙げるとすれば、「ポストモダンの周縁現象」ということになります。「ポストモダン」とは建築分野で素材や技術の革新をベースに建築の普遍性を求めたインターナショナル様式への反省から、地域特性(自然環境から伝統文化までを含む)を活かした建築手法への転換を志向するものですが、その考察対象となる非西欧社会の周縁にある「地域」なるものは不変の静的なものではなく、絶えず越境する人的交流や情報の相互受発信作用で文化変容や融合を繰り返しているダイナミックな実態を捉えた作家と作品にもスポットが当てられました。音楽分野ではいち早く定着した「インターセクション」のビジュアル版とも解釈できます。 今回はちょっとちょっと難解でしたね。次回はどうなるかな。ではまた、チャオ。 (C)Photo by K.Kato 2001.
(続く→その4) |
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