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| バックナンバー2003. 3.15 |
| カストロ議長帰国報告スピーチ「現在の世界危機について」 2003年3月6日、国会開会式にて |
| (CASA de CUBA注) 2月24、25日にマレーシアのクアラルンプールで開催された非同盟諸国首脳会議に出席したカストロ議長は、帰途中国を経て3月1日、日本を訪問し、小泉首相らと会談したのち広島を訪れ、平和記念資料館を視察、3月4日に日本を発って帰国した。 以下は、3月6日のキューバ国会における議長の報告スピーチの抄訳である(原文:"GRANMA")。 |
| 我々は、世界を巡る旅から帰り着いたところである。1分の休みも猶予もない旅だった。2月24、25日にマレーシアのクアラルンプールで重要な首脳会議が開かれた。それはイラク戦争と世界経済危機の深刻化がほとんど間違いなく惧れられている最中であった。この機会に、ベトナムと中国、2つの親密な友好国を訪ねることも必要であり、首脳会議の前と後に計画され、また、日本にもどうしても立寄る必要があった。日本では、重要な友人たちの招待を受けた。 (中略) 中国から日本に渡った。日本でわれわれは歓待と敬意をもって受け入れられた。単なる立寄りであったけれど、昔からの揺るぐことのない友人たちが歓迎してくれた。日本キューバ経済懇話会近藤智義会長と長時間の会合をもち、綿貫衆議院議長、三塚友好議連会長とも交流した。橋本龍太郎元首相を表敬し、小泉純一郎首相とも会談した。 日本側のイニシアティブのもと、誰もが関心を抱いている朝鮮半島の緊張状態に関する問題について話し合われた。その詳しい内容については朝鮮民主主義人民共和国政府に伝えるつもりである。同国とは、キューバ革命勝利の時から友好的な外交関係を保ち合っている。 3月2日、われわれは広島に行った。平和記念資料館を視察し、慰霊碑に献花した。また、広島県知事主催の歓迎昼食会に出席した。 広島の一般市民に対してなされたジェノサイドについて、われわれが受けた衝撃を述べるにはいかなる言葉もなく、いかに多くの時間を費やしても足りない。あそこで起ったことは、いかなる想像力をしても理解することができない。 あの攻撃はまったく必要性のないものであったし、モラル的にも決して正当化できない。。日本は既に、軍事的にうち負かされていた。太平洋地域、東南アジアの日本占領地や日本の統治地域までもが、既に奪還されていた。「満州」では赤軍の進攻が進んでいた。戦争はそれ以上米国人の生命を失うことなしに、数日で終らせることができた。最後通牒でこと足りたはずであり、最悪の場合、あの兵器を戦場で、もしくは1つか2つの日本の厳密な意味での軍事基地に対して使用することで、戦争はただちに終っていたはずである。強硬派の圧力と主張がいかに強かったとしても。 私の考えでは、日本が正当化できない真珠湾奇襲攻撃によって戦争を始めたのであったとしても、子供、女性、老人、そして罪のないあらゆる年代の市民への、あの恐ろしい殺戮を弁解する余地はない。 気高く寛大な日本国民は、加害者に対して一言も憎しみの言葉を発しなかった。それどころか、そのようなことが2度と起らないようにと、平和を願う記念碑を建てた。 何があそこで本当に起ったのかを人類が知るために、幾百千万の人々があの地を訪れるべきだと思う。 私はまた、資料館でチェ・ゲバラの写真を見て感動した。それは、人類に対する最悪な犯罪の一つを記憶する、慎み深くはあるが不滅の慰霊碑に彼が献花している写真であった。 米国の最も重大な同盟国である英国とスペインは危機に飛びこんでいった。これら両国の世論は、圧倒的多数をもってこの戦争に反対している。 われわれは、イラク政府のミサイル廃棄の決定を支持する。そして、残りうるいかなる化学兵器、生物兵器の最後の一かけらまで廃棄することを求める。もし、いまだにそのような兵器が残っている、あるいは製造されているのであれば、だが。 米国政府はイラク攻撃に関して、いかなる正当な口実も道義的な口実も決してもたない。パレスチナ人民に対する本当のジェノサイドが始まることを、そして、イスラエルが幾百もの核兵器を保有し、米国によって供給されることを、世界がはっきりと見るとき、それはなおさらのことである。 |
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